2017/04/03

書評:堀江貴文「ゼロ」|ホリエモンの素直な思い

 
zero

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いまいち自分に自信を持てないという方は多いと思います。

自信も何もない、ゼロの地点から這い上がるにはどうすればよいのでしょうか。

今回は堀江貴文さんの「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく」をご紹介します。

逮捕され、一度積み上げたものがゼロになったホリエモンの信条や思いが詰まった一冊です。


「ラクをしながら成功する方法」などない

いまこんな会社で働いているのだが、どうすればいい転職ができるか。

独立して起業したいのだが、どんなビジネスプランが考えられるか。

こんなアイデアを持っているのだが、勝算はあると思うか、などなどである。

彼らの答えを聞いていて感じるのは、みんな「掛け算の答え」を求めている、ということだ。もっとわかりやすい言葉を使うなら、成功へのショートカットを求め、どうすればラクをしながら成功できるかを考えている。

もしかしたら、僕に聞けば「ラクをしながら成功する方法」を教えてもらえると思っているのかもしれない。

(堀江 貴文|ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ホリエモンはライブドアを創業し、メディアに出演、選挙に出馬するなど、どんどん活躍の場を広めていた所で逮捕され、収監されました。40歳の誕生日を刑務所で迎えることとなったのです。

そこからホリエモンは這い上がり、現在、縦横無尽に活躍しています。

人生において、まず確認しておくべきなのは、スタートラインでは誰もが等しくゼロであること。

ゼロに何をかけても、ゼロのまま。本当の成功は、ゼロの自分に小さな1を「プラス」していくことだとホリエモンは語ります。

 

努力するのではなく、「ハマる」

勉強でも仕事でも、あるいはコンピュータのプログラミングでもそうだが、歯を食いしばって努力したところで大した成果は得られない。

努力するのではなく、その作業に「ハマる」こと。なにもかも忘れるくらいに没頭すること。それさえできれば、英単語の丸暗記だって楽しくなってくる。

(堀江 貴文|ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ホリエモンは、高校3年の春に受けた東大模試でF判定(「判定不能」)から東大に現役で合格しました。中学生の頃に英語スクールのシステム移植の仕事をした時も、一カ月で専門業者レベルの仕事をやり遂げました。

努力する、という言葉の響きには、どうしても「苦労して」「大変な思いをして」というようなマイナスのイメージが纏わりつきます。

自分の行うあらゆる作業に「ハマる」ことができれば、一日中楽しく過ごすことができます。

終日ハマりっぱなしの一日を過ごすよう試してみては如何でしょうか?

 

キョドるのは「経験」の問題

仕事でも人生でも、もちろん異性関係でも、キョドってしまうのは、性格の問題ではない。ましてや、ルックスなど関係ないし、学歴や収入、社会的な地位とも関係ない。これはひとえに「経験」の問題なのである。

(堀江 貴文|ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

経験は、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていきます。

人が最も恐れるのは無知なこと、未経験なことです。

最初のデートが完璧だった人はいないでしょう。アルバイトの初日からベテランのような仕事ぶりを示した人もいないでしょう。

慣れてさえしまえば、どんなことも対応することができるのです。大事な場面でキョドらないためにも、あらゆることを体験し既知のものにしていくことが大切です。

 

「ノリのよさ」でチャンスをつかめる

そしてチャンスとは、あらゆる人の前に流れてくる。大きな桃じゃないかもしれない。葉っぱ一枚のこともあるだろう。

それでも、目の前に流れてきたチャンスに躊躇なく飛びつくことができるか、そこが問題なのである。

(堀江 貴文|ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

目の前に流れてきたチャンスに躊躇なく飛びつくことができるかどうか、はあなたの人生を決定します。

チャンスの神様には後ろ髪はない、という言葉もありますよね。チャンスだけは誰にでも平等に流れてきます。

あらゆる人の一生は、ふとした小さな選択の積み重ねによって決まってきます。いまあなたの目の前にある些細な選択が、将来10年にわたって大きな影響を与える決断になるかもしれません。

チャンスを掴むには一歩を踏み出す決断が必要になります。決断を下すきっかけとなるのが、人としての「ノリのよさ」です。チャンスを見極める目は必要ありません。

良い本を読んだり良い話を聞いたときに、それを行動に移すか否かが、チャンスをつかめるかどうかを決めます。

「ノリ」というと軽く聞こえるかもしれませんが、「ノリのよさ」から全てがはじめるのです。

 

お金から自由になる働き方

多くのビジネスマンは、自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やした「時間」をお金に換えているのだ。

(中略)

人生が豊かになっていかない根本原因は、何よりも「時間」だ。

有限かつ貴重な時間を、無条件で差し出さざるを得ない状況。時間以外のリソースをなにも持ちえていない状況が、根本原因なのだ。

(堀江 貴文|ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

何のためにお金を稼いでいるのでしょうか。

「お金はあるけど時間がない」という人が多くいるのが今の社会の実情です。社畜という言葉があるように、自分のためというよりも、会社のために人生を送っている人が少なくありません。

この状況を解決する方法はただ一つ、「時間」以外に提供できるものを探すことです。

時間を差し出しお金を「もらう」状況から、お金を自分で「稼ぐ」状況に自分を置くことで、時間を確保することができます。

時間さえあれば○○ができるのに、と思ったことはありますか?

自分で使える時間を今より多く持つことで、人生をより豊かにすることができるのです。

 

「遠くを見ないこと」

ルールづくりのポイントは、とにかく「遠くを見ないこと」に尽きる。

受験の場合も、たとえば東大合格といった「将来の大目標」を意識し続けているのではなく、まずは「1日2ページ」というノルマを自分に課し、来る日も来る日も「今日の目標」を達成することだけを考える。

人は、本質的に怠け者だ。長期的で大きな目標を掲げると、迷いや気のゆるみが生じて、うまく没頭できなくなる。そこで「今日と言う1日」にぎりぎり達成可能なレベルの目標を掲げ、今日の目標に向かって猛ダッシュしていくのである。

(堀江 貴文|ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

10年後について考えましょう、と言われてた時に明確に未来を描けるでしょうか?

1年後ですら自分がどうなっているかわからない人は多いでしょう。

「目標立てても達成できた試しがない…」という方にお勧めなのが、一日だけの目標を立てることです。

今日何が何でも達成する、という 「to do リスト」を作ってみます。そして、絶対にそのリストを全てこなすのです。

最初は一つでも構いません。徐々にこなすべきリストを増やしていって、一日で10個・20個もこなせるようになれば、ふと後ろを振り返った時に、あなたが通った道には大きな成果が残されています。

 

「やりたいことはない」は真っ赤な嘘

「できっこない」という心のフタさえ外してしまえば、「やりたいこと」なんて湯水のようにあふれ出てくるのだ。

(中略)

突き抜けられる人と、そうでない人の違いは、次の一点に尽きる。

物事を「できない理由」から考えるのか、それとも「できる理由」から考えるのか。それだけだ。突き抜けられるかどうかは能力の差ではなく、意識の差なのである。

(堀江 貴文|ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ホリエモンが学生たちのあつまる講演会で質疑応答をすると、質問者のパターンは2パターンに分かれると言います。

ひとつは、「とにかく成功したいんです!これからの時代、どんなビジネスが有望だと思われますか?!」と言ってくる、野心にあふれた学生です。彼らは、好きなことをやればよいとホリエモンは述べます。

もうひとつは、「僕はやりたいことがなく、就きたい仕事がありません。このどうしたらいいでしょう?」という消極的な学生です。彼らの問題は最初からあきらめていることです。

どんなことでも「できない理由」は山のようにあります。山のようにある「できない理由」を取り上げて行動しないのではなく、できる理由を冷静に探し出して考える。なんとなくできないと思っていたことも、客観的なデータで分析してみると意外とできそうなことも多いのです。

 

貯金することは、面倒なことを考えたくないだけ

貯金に励み、わが子や教え子たちにまで貯金を推奨する人たちは、面倒なことを考えたくないだけなのである。

お金のことも、将来のことも、自分自身の生き方も、何一つ真剣に考えたくない。自分を信じられず、他人を信じられず、お金だけしか信じるものがなく、「いざというときのため」に貯金をし、いざとなったらカネで解決しようとしている。そんな態度が、ほんとうに美徳と呼べるのだろうか?

(堀江 貴文|ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

「貯金してないと不安になる」と感じる方は多いと思われます。

ホリエモンはその不安の原因は自分に自信がないからだと指摘します。

将来が不安だから貯金で穴埋めする。根底にあるのはお金さえあればなんとかなるという盲信なのです。

お金は『信用』を数値化したものだとホリエモンは述べます。あなたに信用があるとお金が集まります。信用⇒お金の流れであって、お金があるから信用を得られるという信用⇒お金という流れはほぼあり得ません。

信用さえあれば、あなたの人生が崖っぷちでも救いの手が差し伸べられます。

お金は自己投資に充てて、多くの人から信用される人になること、それがこれからの時代を生き抜く最高の「安心」になるのです。

 

まとめ

ホリエモンは本書「ゼロ」で、ゼロにイチを足してきた、自身の人生をさらけ出しています。

次はあなたがゼロにイチを足す番です。

あなたの人生を動かすのはあなただけ。ホリエモンの思いに響くものがあったあなたは、「ノリの良さ」で実際の行動に移してみましょう。

 

 

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