2017/03/12

「やりたい仕事」をする|プロ・ゲーマー梅原大吾の経歴

 
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ゲームセンターで格闘ゲームを打ち込んでいた人なら、梅原大吾(ウメハラ)を知らない人はいないでしょう。

「プロゲーマー」という職種がなかった時代に、日本で初めてスポンサー契約を結び”プロ格闘ゲーマ―”になった人物です。

17歳にして、「STREET FIGHTER ZERO3」という格闘ゲームで世界一の称号を獲得しました。

2010年には、「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネス記録に認定されました。

ウメハラの勝負哲学は、ゲーム以外の業界の人々からも絶賛されており、社会派ブロガーちきりんとの対談本も出版されています。(「悩みどころと逃げどころ(小学館新書)

今回は、そんな梅原さんが書いた人生の攻略本「勝ち続ける意志力 (小学館101新書)」より、ウメハラの経歴を辿ります。

 

 

17歳で世界チャンピオンに

姉がゲームをしているのを見て、5歳のころに「スーパーマリオブラザーズ」をプレイしたウメハラは、ゲームの世界の虜になります。

友達が部活や勉強に励む中で、ウメハラはゲーム以外には全く興味が持てない子供でした。

1993年にJリーグが発足すると、小学校の頃からずっと野球をやって、「将来の夢はプロ野球選手!」と白球を追っていた連中が、急にサッカーボールを蹴り始め、「俺、Jリーガーになる!」と言い出した。

僕は愕然とした。みんなが、すごく格好悪く見えた。

(梅原 大吾|勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」)

 

「俺は部活もしなければ勉強もしない、代わりにゲームをしている。それならば他の人間が部活や勉強に注いでいるのと同じくらいの、いいや、それ以上のやる気と情熱を持ってゲームに向き合わないと、あまりにも格好悪いじゃないか。よし、これからは1分もムダにせずとことんゲームを追求してやるぞ」

それは、コンプレックスが生み出した凄まじいエネルギーだった。

(梅原 大吾|勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」)

周りからの冷たい目線を耐えきって、ウメハラはゲームに没頭した結果、17歳の時に「STREET FIGHTER ZERO3」の世界大会で優勝し、世界一の称号を手にするのです。

 

ゲームから身を引く。麻雀の世界へ

世界一になったウメハラは、その後も何度も大会でチャンピオンに輝きます。

しかし、ゲームに対する周囲の評価をいつまでも変えられなかったこと&以前のようにゲームに向き合えなくなったことから、ウメハラは一度ゲームから離れることにしました。

23歳でゲームから離れたウメハラが次に打ち込んだのが麻雀でした。

上手い人を見つけたら10時間立ちっぱなしで見るなど、麻雀の世界でも並外れた集中力で麻雀をし続けたウメハラは、3年で日本トップレベルの腕を持つに至ります。

しかし、結局熱中した麻雀もウメハラは離れることになります。

 

介護の仕事に就く。ふとしたきっかけでゲーム再開

ゲームも麻雀もやめ、「なにかしなければならない」と感じたウメハラが次に始めたのは介護の仕事でした。

この選択はウメハラにとっては、物事を追求する勝負の人生を諦めたことを意味していました。

1年半、ゲームのことを考えずに介護の仕事を続けていたウメハラは、半ば強引な友人の誘いで格闘ゲームを再開します。

一度ゲームから離れたことで、もう一度ゲームと向き合うことができたウメハラは完全復活を果たすのです。

 

日本初のプロ・ゲーマーに。ギネス記録に認定

4年半というブランクがあったにも関わらず、ウメハラは世界最大の格闘ゲームの祭典「Evolution 2009」で優勝を果たし、世界的に注目を集めます。

そのようなときに、ゲームのプロになる話が舞い込み、ウメハラはゲームに思い切り打ち込める「プロ・ゲーマ―」となるのです。

そして、2010年、ギネス・ワールドレコードに「世界で最も長く賞金を稼いているプロ・ゲーマー」として登録されました。

そのことをはっきりと口にはしないけれど喜んでくれていたのが、ずっとウメハラを見守ってきた父でした。

 

まとめ

ウメハラは「やりたい仕事」について以下のように語っています。

最近、卒業を控えた大学生と知り合う機会があった。

「就職決まったの?」

「はい。自分のやりたい仕事だったので良かったです」

即答だった。あまりに淡々と答えるものだから、内心「本当なの?」と思ってしまった。なぜ、その仕事なのか。その仕事の何が魅力なのか。みんな本当に自分の好きなことを仕事にしているのか。疑問は尽きなかった。

あるいは、みんなはそこまで真剣に考えていないのかもしれない。

(梅原 大吾|勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」)

 

いまだに「このなかから将来の仕事を決めなさい」と言われたときの絶望感は忘れられない。世の中というものは、そんなにつまらないものなのかとがっかりした。日本という国は、大人から示された道しか選べないのかと思ってむしゃくしゃした

(梅原 大吾|勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」)

ウメハラは、自分の好きなことを追求し続けました。その結果、好きなことで生きていく道が開けたのです。

まずは行動する。行動で自分の周りの環境そのものを変える、

「自分が本当は何がしたかったのかわからなくなってしまった」という方は、ぜひウメハラの人生や考えを知ってみることをオススメします。

 

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