2017/03/11

傾聴力を上げる!手軽にできる即興ゲーム

 
improvisation

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あなたは即興劇をしたことはありますか?

即興劇は、台本を用意せずにその場で演技して、俳優が自発的に演じる形式の演劇(ロールプレイ)です。

主に役者や役者を志す人が自らの演技力を向上させるために行っていますが、実はこの即興劇でビジネスに活かすことができるのです。

今回はダニエル・ピンク著「人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する! (講談社+α文庫)」より、即興(インプロ)定番エクササイズをご紹介します。

傾聴力を手軽に上げたい人はぜひ実践してみてください。

 

 

即興(インプロ)の三大原則

即興(インプロ)をする上での基本原則は以下の3つです。

  1. オファーを聞く
  2. 「はい、それで」と言う
  3. パートナーを引き立たせる

 

1.オファーを聞く

相手の話をきちんと聞くことを指します。

慈雨は、わたしたち相手が話をしているとき、たいてい相手が話していることと、自分が次に何を言おうとしているかに注意が二分されてしまっています。

その結果、両方とも中途半端な対応しかできません。

相手が話し終わるのを待とうとすらしないせっかちな人もいます。

まず相手が話していることを全力で聴くことを即興では求められます。

 

2.「はい、それで」と言う

相手の話を否定せずに、「はい、それで」と話の続きを促します。

この行為は、単に、否定を避ける&肯定する以上の意味を秘めています。

「はい、でも」で話を続けようとすると、話が空回りするだけで、まったく先に進みません。(もし、疑問に思われる人は実際にやってみてください。本当に話が進みません…)

「はい、それで」と話を促していくと驚くほど話がトントン拍子に進んでいくのです。

 

3.パートナーを引き立たせる

スティーブン・コヴィーの「7つの習慣」が大ヒットしたこともあって、「win-winを考える」という言葉は定着しました。

しかし、言葉が定着しただけで、実はほとんどの人に子供のころから植えつけられてきた「win-lose(勝つか負けるか)」という考え方から抜け出せずにいるのです。

即興(インプロ)では、相手を引き立たせることで、自分の印象が悪くなるといったことがありません。むしろ、相手を活躍させることで、自分ももっと活躍できます。

「win-win」の考えで行動する練習を行えるのが、即興(インプロ)という手法なのです。

 

では、即興(インプロ)を取り入れたゲームとは、どのようなものなのでしょうか?

 

5秒待つ「5秒ゲーム」

1900年前のこと、古代ギリシアの哲学者エピクテトスはいみじくも言い放った。「創造主は人間に舌を一つ、耳を二つ授けたもうた。自分が話す二倍分、他人の話を聞くために他ならない」

(ダニエル・ピンク|「人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する!」)

話す量より、聴く量を増やすもっとも手軽な方法は何でしょうか?

ただ、話すスピードを緩めることです。

「5秒ゲーム」では、相手と会話をするときに、答える前に5秒の間を置いて話します。

毎回毎回、会話のキャッチボールが行われるたびに、間を置くのです。

初めは奇妙な感じがします。はやく答えたくてムズムズしてしまいます。

しかし、しっかり時間をとって話すことで、相手の話をしっかり聴いた上で、話ができるようになるのです。

十分に会話のスピードを落とせているか、以下の項目でチェックしてみてください。

  • 会話の相手は一文一文を本当に最後まで終えているか?
  • 相手に邪魔されることなく、自分の意見を完全に言えているか?
  • あなたがまくしたてる前に、相手は一呼吸入れる余裕があるか?

 

「はい、それで」ゲーム

即興(インプロ)の定番エクササイズの一つで、広告ゲームというものがあります。

  1. 5人の参加者を選びます。
  2. 新しい商品を開発して、その広告キャンペーンを考案するように指示します。
  3. 証言広告や実演やスローガンを提案する時、各参加者は「はい、それで」から始めなくてはいけません。
  4. 仲間の発言を拒否することはできません。無視することもできません。事前に計画を立ててもいけません。
  5. ただ「はい、それで」と言うことで、直前の発言者の提案を受け入れて、それを利用してより効果的なキャンペーンを打ち立てることを目指します。

このゲームをしている最中は、ゲーム中に参加者から出てくるアイデアを全て基盤にせざるを得ないため、小さくまとまった結果ではなく、誰もが予想しなかった結果にしばしばなります。

「『はい』ということを好む人もいるし、『いいえ』という言葉を好む人もいる」とキース・ジョーンズは著作に記した。

「『はい』と言う人は、予期せぬ体験を手に入れる。『いいえ』と言う人は、安全を手に入れる」

(ダニエル・ピンク|「人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する!」)

 

「一度に一語」ゲーム

これも即興(インプロ)では定番のエクササイズです。

  1. 参加者が輪になって座ります。
  2. 参加者で一つの話を作ります。
  3. ただし参加者はたった一語しか付け足すことができません。
  4. それも自分の順番が来たときに限られます。

例えば、

――サリーが

――カンカンに

――怒っていた

――理由は

という形で文章を作っていくのです。

どのような話になっても構いません。

大事なのは、相手のオファーを聞いて、それにあった言葉をあなたが紡ぎだすことなのです。

 

「質問」ゲーム

議論好きな人にピッタリなのが、このエクササイズです。

  1. 二人一組になります
  2. 相反する立場にたって議論できるテーマを設定する(「マンションは分譲が良いか賃貸が良いか?」「都会暮らしが良いか地方暮らしが良いか?」など)
  3. どちらの立場をとるか相手に決めてもらい、その反対の立場をあなたは取る
  4. 相手が意見を主張しても、質問だけで応じる。意見を述べたり、反論したり、侮辱したりしてはいけない

質問にも3つのルールがあります。

  • イエスかノーで答えらえれる質問を選んではいけない
  • 質問の体裁を借りた意見を述べてはいけない
  • 質問されたほうは、必ず答えなくてはいけない

最初からこのエクササイズをうまくできる人は少ないです。何度も練習していくうちに、互いの意見を積極的に深め合えるようになります。

 

まとめ

今の時代、他人を貶める行為に及べば、相手は世界に向かって発信する可能性がある。だが、他人を引き立てれば.やはり世界に向かって発信する可能性がある。

(ダニエル・ピンク|「人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する!」)

誰もが情報を気軽に発信できるようになった現代では、良い噂も悪い噂も、瞬く間に広がっていきます。

これを怖いと考えるか、面白いと考えるかはあなた次第です。

今回紹介した各種エクササイズは、あなたの傾聴力を高め、ビジネスの場にあいてはあなたの評価を高めることにつながります。

20代ロープレ会でも、今回のエクササイズのいくつかを実践しています。

体験した多くの人から、「やってみてよかった!」と感想をいただきます。

ぜひ、あなたも即興(インプロ)を活用したエクササイズを体験して、自分の傾聴力を高めましょう!

 

 

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